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専門家回答

Q語彙を増やすための絵本や教材は?

小学1年生で、自閉スペクトラム症と診断されている子ども。発語はありますが、なかなか語彙が増えていきません。いろんな言葉を聞かせるようにしていますが、場面に合った発言は少ないように思います。言葉を増やすために何かいい絵本や教材はありませんか。物まねは好きなので、ハマってくれるものがいいなあと思っています。

A臨床心理士

言葉のためにはこの本!と宣伝することはむつかしいので、絵本を選ぶ時のコツについてお話ししたいと思います。ひとつは「音がおもしろいもの」を選ぶと良いです。韻を踏んでいるもの、同じような節回しが連続しているものなど、読んでいて真似したくなるようなものがよいと思います。物まねが好きなのであればなおのことです。
もうひとつは、「場面が多すぎないこと」。例えば、「けんかをした時」について書かれているとか、「妹がうまれること」について書かれているなど、テーマがはっきりしていて、多くの場面が書かれていない方が良いと思います。起承転結のあるお話は確かに面白いのですが、場面が多すぎると混乱してしまうことがあります。単純で結論がはっきりしているほうが理解しやすいと思います。自閉スペクトラム症の特徴として、気持ちを察するのが苦手なところがあります。でもこういう時はこう感じるということを学習することはできます。学習しやすくしてあげるためにも、ある程度場面や状況が絞られている物を選ぶと良いと思います。
どんなものであっても、読み聞かせる保護者の方とお子さんが一緒に楽しめるものを選ぶのが一番大切なコツだと思います。