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ぺあとれとは?

Step1 プロローグ

1 親としての不安や悩みを感じているのは、自分だけではない

 「イライラして子どものことをすぐに怒ってしまう…」「たまには子育てを休みたい…」、そんなふうに思ってしまうことはありませんか。そしてそんなふうに思う自分を責めていたりしていませんか。

 子育ては本当に大変なものです。でも、その期間には終わりがあります。子どもは大きくなり成長していくのです。考えてみれば当たり前のことなのに、慌ただしく息つく暇もない毎日では、そんなことを忘れてしまい、目の前のことに対応するだけで精いっぱいになってしまいますよね。

 そして、そんなことにも気づけない自分の余裕のなさをまた責めたりして…。そんな親の不安定な気持ちが子どもに伝染して、子どもも気持ちが落ち着かなくなる…。気持ちが落ち着かなくなった子どもは大人の気を引こうと、問題と言われる行動を起こしたり…。大人はそれに敏感に反応し、怒鳴ったりしてしまう。そういう負のサイクルに陥ってしまっていることもあるでしょう。

 でも、それはあなただけではありません。子育てをしている人は、誰であれ、そんなふうに思ったり感じたり、負のサイクルの悪循環にはまって気持ちのやり場をなくしたり…。あなたと同じように感じていることが、大なり小なり誰でもあるのです。

 「ママ友」なんていう言葉も広く社会に浸透しましたが、親同士の付き合いでは、なかなか本音の悩みを打ち明けにくく、親としての弱みを見せるということはしにくいでしょう。そして、一人で悩む…これも負のサイクルを産み出す要因かもしれません。

TEACCH(ティーチ)を日本に紹介した佐々木正美医師は、親としての喜びについて次のように述べています。
『親になったものには二つの大きな喜びがある。ひとつは子どもが将来どうなるだろうとさまざまな期待を持つことができる喜び、ふたつめは、子どもの人生を幸せにしてあげる喜び。このふたつめの喜びにまさるほどの大きな喜びはそうあるものではない。』

 子育てには限らないことではありますが、悩みや不安と喜びが波のように押し寄せてきては引いていきということを繰り返していることでしょう。また、子育てということだけでなく、何だかウチの子は他の子と違うような気がする…そう思っている保護者の方や、発達障がいの疑いありという診断を受けたけれども、イマひとつピンとこない、そんな方もいらっしゃるかもしれません。

 このサイトでは、そんな保護者の方々に、負のサイクルから抜け出し、大人も子どももハッピーになれるような子育ての提案をしていきたいと思っています。

 TEACCH、ABA(応用行動分析)、ペアレントトレーニングなど、自閉症など発達障がい(※)がある子どもへの療育プログラムはいろいろありますが、それらは「ちょっと上手くいかない子育て」にも有効な場合があります。ここでは子どもとの関わり方のちょっとした工夫を学び、一組でも多くの親子がより良い親子関係を築くことができることを願って、専門的なことではなく、少しずついいとこ取りで紹介していきます。

 いわゆる「ほめる子育て」のコツを、上記の療育プログラムからヒントを得て、具体的にわかりやすくお伝えしていきます。初めにプロローグとして、5回に分けてその準備段階のコラムお読みいただければと思います。

※最新の診断基準「精神障害の診断と統計マニュアル第5版(DSM-5)では、すべて「自閉症スペクトラム」と定義されるが、ここでは従来通り「自閉症などの発達障がい」とした。

出典:発達障がい児の子育て ~ママたちが見つけた大切なこと~(大和書房/著:子育てネット、監修:佐々木 正美 )

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